
2009年シリーズ第三戦『武志道―BUSHIDO―其の参』 大会速報
6月1日、後楽園ホールにて、年間シリーズ第3戦『武志道―bushido―其の参』が開催された。今大会は緒形健一の復帰戦に加えてタイトルマッチもラインナップされた“チャンピオン・カーニバル”。豪華なマッチメイクに、平日にもかかわらず会場には満員の観客が訪れた。
大会は第1試合で高島龍弘がフロントチョークで一本勝ちを収めたのを皮切りに激闘の連続。普段以上にKOの多い展開となった。休憩明けに行なわれたのは、及川知浩vs鈴木博昭の一戦。スーパーフェザー級タイトルマッチとして行なわれる予定だったこの試合だが、挑戦者の鈴木が調整に失敗し、体重オーバーのためノンタイトル戦に。それでも鈴木は得意のパンチとローキックで積極的に試合を進め、3Rに飛びヒザでダウンを奪うと猛ラッシュ。KOで及川を下してみせた。ノンタイトル戦ながらチャンピオンが敗れただけに、今後のスーパーフェザー級戦線は混沌とした状況になるだろう。
続いて行なわれたスーパーウェルター級タイトルマッチは、金井健治と梅野孝明のパンチャー対決。お互い一歩も退かない真っ向からの打ち合いが展開された。梅野が豪快なフック、アッパーで攻めれば、金井はジャブ、ローを的確にヒット。1Rにバックドロップでシュートポイントを奪われた梅野は、さらに鼻と口から出血する苦しい闘いを強いられる。だが、最終5R、ついに梅野の右ヒジが炸裂。金井はこの一撃で大出血し、ドクターストップによるTKOに。デビューから9戦全勝で、梅野が戴冠を果たした。だが、試合の中で金井の強さが目立ったのも確か。シーザー武志会長は「この試合は金井の頑張りに尽きる」と奮闘を絶賛した。
セミでは宍戸大樹がルーク・メイトランドと新設された東洋太平洋ウェルター級王座決定戦に臨んだ。開始直後から素早い動きからロー、ミドルを決めた宍戸は、一瞬の隙を突いてフロントチョークに。これが完璧に極まってメイトランドはタップ。見事な内容で宍戸が初代王者となった。
そしてメインでは、緒形健一がテイラー・トーナーを相手に半年ぶりの復帰戦に臨んだ。試合は強烈なパンチを振り回すトーナーがリード。左フックからの連打で緒形がいきなりダウンを喫する波乱の展開に。緒形は左ミドルで反撃し、ペースをつかみかけたのだが、一気に攻めようとしたところでトーナーの右ハイがヒット。真後ろに倒れ込んだ緒形はそのまま立ち上がることができず、まさかのKO負けという結果に。
終わってみれば9試合中7試合がKOという壮絶な内容となった今大会。梅野、鈴木が勝利を収め、世代交代に拍車がかかる結果となった。6月28日には新宿FACEで『ヤングシーザー杯』も開催されるだけに、今後もベテラン勢と若手の闘いはシュートボクシングの中心的テーマとなりそうだ。
試合結果
第9試合/エキスパートクラスルール(3分×5R・無制限延長R)
×緒形健一(シーザージム)vsテイラー・トーナー(アメリカ)○
※1R3分00秒、KO(右ハイキック)。緒形は1Rに左フックでダウン。
第8試合 SB東洋太平洋ウェルター級王座決定戦/エキスパートクラスルール(3分×5R・無制限延長R)
○宍戸大樹(シーザージム)vsルーク・メイトランド(オーストラリア/JABOUT)×
※2R1分25秒、KO(スタンディングフロントチョーク)
第7試合 SB日本スーパーウェルター級タイトルマッチ/エキスパートクラスルール(3分×5R・無制限延長R)
×金井健治(王者/ライトニングジム)vs梅野孝明(挑戦者/シーザージム)○
※5R2分02秒、TKO(ヒジ打ちによる出血でドクターストップ)。1R、金井はバックドロップでシュートポイント2獲得。
第6試合/エキスパートクラスルール(3分×5R・無制限延長R)
×及川知浩(王者/及川道場)vs鈴木博昭(ストライキングジムAres)○
※3R3分00秒、KO(左ストレート)。及川は3Rに顔面への左ヒザ蹴りでもダウン。鈴木が前日計量をクリアできなかったためノンタイトル戦およびグローブハンデマッチ(及川6オンス、鈴木8オンス)に変更。鈴木にはレッドカードが提示(減点1)。
第5試合/エキスパートクラス特別ルール(3分×3R・無制限延長R)
×ナグランチューン・マーサM16(及川道場)vsマモル(シューティングジム横浜)○
※延長1R判定3-0
第4試合/エキスパートクラス特別ルール(3分×3R・無制限延長R)
○石川剛司(シーザージム)vs島田洸也(シーザー力道場)×
※1R1分26秒、TKO(ヒジ打ちによる出血でドクターストップ)
第3試合/エキスパートクラス特別ルール(3分×3R・無制限延長R)
×伊賀弘治(龍生塾)vs清水賢吾(極真会館/東京城北支部)○
※1R2分41秒、KO(右ストレート)。伊賀は1Rに右ストレートで2度ダウン。2度目のダウンでKO。
第2試合/エキスパートクラス特別ルール(3分×3R・無制限延長R)
○伏見和之(シーザー力道場)vs大桑宏章(シーザージム)×
※3R判定3-0。大桑は2Rに右フックと左フックで1度ずつダウン。
第1試合/スターティングクラスルール(2分×3R・延長1R)
×鈴木友則(湘南ジム)vs高嶋龍弘(シーザー力道場)○
※3R1分40秒、KO(スタンディングフロントチョーク)



