第12回全日本アマチュアシュートボクシング選手権 全国大会 2001.12.9
今回で12回目を迎えることとなった、全日本アマチュアシュートボクシング選手権の全国大会が、文京区スポーツセンターにて盛大に開催された。
大阪、名古屋、神奈川などの、各地方で開催されるアマ選手権の集大成ともいえる全国大会は、その年の全日本選手権制覇の称号を得ることが出来る唯一の大会である為、地方からの出場選手も多く、加えて各階級3位以内の入賞者に、プロライセンス認定の資格が与えられることから、他競技の選手や、日本在住の外国人選手までが出場する、真の全国制覇を決めるトーナメントとなっている。そんな中行われた今年のトーナメントも実に白熱したものとなった。
今回、各階級の中で最多出場人数の軽量級(57kg以下)を制したのは、あの吉鷹弘を生み出した西の名門、大阪ジムの期待のホープ中野岳。中野は、初戦からパンチ・キック・投げ技のバランスが取れた、大阪ジムらしいファイトスタイルで順当に勝ち上がり、決勝戦で、6月のアマ選手権関東大会2位のシーザージム中林英貴と対戦。打撃で効果的にポイントを稼ぎながら、キッチリ投げによるシュートポイントを奪うプロ向きの試合展開で中林を下し、全国初制覇を果たした。
中量級(67kg以下)は、リングス出場などで話題の、Sフェザー級チャンピオン・前田辰也が所属する、大阪・寝屋川ジムの栗田裕也が、8月に開催された東海大会の軽量級を制したのに続き、今回なんと階級を一つ上げて全国制覇を果たした。決勝戦の相手は、前全日本キックウェルター級チャンピオン内田康弘率いるSTBS所属の島村光昭。内田譲りのムエタイテクニックで、SBトーナメント決勝まで上り詰めたテクニシャン・島村をパンチ主体の攻撃で攻め、最後は投げによるシュートポイントを奪い日本一の座に就いた。
重量級は、開会式で選手宣誓を行ったシーザージム所属の杉澤英樹が、初優勝を果たした8月の東海大会に続いての全国制覇を成し遂げた。準決勝で、同門シーザージムの霜降圭津を下し、決勝で対戦したのは同じく同門の石倉健。ウェイトトレーニングで培った筋肉の塊のような石倉の体重は、なんと120kg。杉澤の体重が85kg弱の為、グローブハンデで追いつかないほどの体力差があったが、前蹴りとミドルキックを駆使した戦い方で石倉のスタミナを奪い、効果的にポイントを稼いだ杉澤が全国優勝を果たした。
今大会シーザー賞を獲得したのは、決勝で30kg以上の体重差を跳ね除けて優勝を果たした重量級覇者・杉澤英樹に送られ、ベストファイト賞は、キックボクシングからのチャレンジながら中量級準優勝に輝いた島村光昭を含む「STBS」全体に、敢闘賞にはライトアマ選手権、アマ選手権と、毎回チャレンジして好結果を残す、元MAフェザー級チャンピオン山口元気率いる「クロスポイント吉祥寺」全体に送られた。
試合結果 優勝 準優勝 第3位 軽量級 中野 岳
(大阪ジム)中林 英貴
(シーザージム)花澤 武夫
(クロスポイント吉祥寺)中量級 栗田 裕也
(寝屋川ジム)島村 光昭
(STBS)井上 亮
(寝屋川ジム)重量級 杉澤 英樹
(シーザージム)石倉 健
(シーザージム)霜降 圭津
(シーザージム)シーザー賞 杉澤 英樹(シーザージム) ベストファイト賞 STBS 敢 闘 賞 クロスポイント吉祥寺
軽量級
(左から、第3位花澤、優勝中野、準優勝中林)
中量級
(左から、第3位井上、優勝栗田、準優勝島村)重量級
(左から、第3位霜降、優勝杉澤、準優勝石倉)


大阪、名古屋、神奈川などの、各地方で開催されるアマ選手権の集大成ともいえる全国大会は、その年の全日本選手権制覇の称号を得ることが出来る唯一の大会である為、地方からの出場選手も多く、加えて各階級3位以内の入賞者に、プロライセンス認定の資格が与えられることから、他競技の選手や、日本在住の外国人選手までが出場する、真の全国制覇を決めるトーナメントとなっている。そんな中行われた今年のトーナメントも実に白熱したものとなった。


