復帰戦前日! 緒形健一の決意を聞け!

猛練習と同時に、大会運営でも大忙しの緒形

『S-cup』では、まさかの初戦敗退という選手生活でも最大の屈辱を味わった緒形健一。しかし休む間もなく、12.3大阪大会への出場が決定した。復帰を明日に控えた、オガケンの決意とは……。

――9.19『S-cup』後の心境はどういったものでしたか?
緒形 試合をした気がしなかったですね。現実がうまく把握できない状態で、頭が真っ白というか。試合が終わってから一週間くらい経って、メチャクチャ悔しくなってきて。
――出会い頭のヒザですから、不運もありましたよね。
緒形 いや、あれが僕の実力なんですよ。今までにないくらい冷静で落ち着いてたんですけど、逆に全てが見えすぎて緊張感が足りなかったのかもしれない。
――今回の復帰戦に向けて、気持ちの切り替えはできましたか?
緒形 なかなか切り替えができなかったですね。モヤモヤして仕方なかった。自分がやらなきゃいけないことは分かってるんですけど、どこかで引っかかってる部分もあって。『S-cup』で自分がしでかしたことがあまりにもデカくて、お世話になった人たちに本当に申し訳ないなって。世が世なら死刑ですからね、僕のやらかしたことは(苦笑)。
――いち選手であるだけでなく、大会運営にも関わっているだけに、余計そう感じてしまうんでしょうね。
緒形 「本当に試合やっていいのかな」って感じたんですよね。今のオレに、そんな資格があるんだろうかって。
――今回のテーマは、やはり『S-cup』を吹っ切るということになりますか。
緒形 『S-cup』も含めて、自分の中にあるマイナスの面を全て吹っ切りたいですね。そのためにも、自分を追い詰めていかなきゃいけない。これまで、どこか甘さがあったと思うんですよ。練習だけじゃなくて私生活でも。
そして、とにかく一歩でも、1センチでも前に進みたい。
――フレッシュマンクラスの選手のような気持ちですね。
緒形 というより、デビュー戦みたいなもんですよ。今までやってきたことは、今回は関係ないですね。今回の試合で勝つことで、やっと一歩目が踏み出せるという感じです。
――来年も『S-cup』が開催されるという話がありますし、またK-1 MAXに出てほしいというファンも多いと思います。そのためにも、という感じですか。
緒形 いや、今の僕は、何もない状態ですからね。「もう一回『S-cup』に出させてください」なんてとても言えない。たとえもう一回『S-cup』があったとしても、そこまでの道がないわけですよ。もちろん、後ろに下がることもできない。とにかく今回の試合から、またスタートですね。