「倒すことが自分の使命」 決戦直前、緒形健一インタビュー

――イム・チビンとの決戦間近ですが、会長の地獄の練習が今週も続いてるみたいですね。
緒形 そうなんですよ。肉体はもちろんですけど、精神的に追い込まれますね。
――コンディションとか、実際どうなんですか?
緒形 そういうことは考えないようにしてます。もう通り越しちゃってますね(笑)。
――緒形選手は、以前から「一戦一戦、意味のある試合をやっていきたい」と言ってましたけど、まさに今回のイム・チビン戦は意味のある試合ですよね。
緒形 ここで負けたら、今まで言ってきたことも何もかも終わってしまうんで。背水の陣ですよね。
――イム選手は魔裟斗選手と闘ったばかりで、どうしても比較されますよね。その辺は覚悟の上というか。
緒形 確実に比較されるでしょうね。それもあるし、僕自身、先がなくなりますからね。ヘタな試合はできないです。何がなんでも倒して勝つしかない。
――魔裟斗選手が判定勝ちなら、緒形選手はKO勝ちすれば、という。それはチャンスでもあり、リスキーでもあるんですけどね。
緒形 でも、そういうのは毎回のことですからね。負けられないし、倒さなきゃいけないし。倒せなかったら負けですよ。
――イム・チビンに対してはどんな印象を持ってますか?
緒形 動きは速いし、バランスもいいんですけど、これといったものはないですよね。
――小林聡選手に勝った試合は凄かったですけど……。
緒形 その試合すら見てないんですけどね(笑)。相手のこと考えたって、自分が動けなかったら一緒ですからね。まあ、僕はもう大概の選手とやてますからね。
――今さらあわてることはないだろうと。
緒形 そんなにパワーもないだろうし、めちゃくちゃテクニックがあるわけじゃないだろうし。今までの相手に比べたら、まあ微妙なとこですよね(笑)。作戦を考えないわけじゃないですけど、とにかく追い詰めて倒すだけですよね。
――今回は比較もされたりでリスクはありますけど、やりがいもあるんじゃないですか?
緒形 その辺、あんまり考えてないんですよね。やりがいとかはそんな(笑)。比較されるのはしょうがないし、倒さなかったら何を言われるか分からないっていう。使命感だけですよ。
――会見では「こっちの方がずっと前からしんどい相手とやってきた」とおっしゃってましたが、そういうプライドもありますよね。
緒形 それはありますね。だから、今の選手で「凄いな」と思うのはそんなにいないんですよ。それよりも使命感。
――来年早々にはS-cupの開催プランもあるようですが、やはり目標は……。
緒形 そこですからね。それまでの試合は、S-cupに至るまでのハードルだと思ってます。だから負けられないし、きっちり倒さないといけないですね。