3.25後楽園・出場選手インタビュー#2 “新技開発!?”土井広之
――いや~、土井さん絶好調ですね! 前回もローキックで見事なKO勝ちで。
土井 ありがとうございます。まあこれもね、全て自分の実力ですよ(笑)。
――クックック! 実際、あの試合を「相手がローで簡単に倒れた」と思った人もいるでしょうけど、あれは土井さんのローだからこそ倒れたわけで。
土井 他の選手もああできたかっていったら、そうじゃないと思うんですけどね。
――今、本当に調子がいいんじゃないですか。
土井 やっとね、戻ってきたかなって感じですよ。
――で、今回は2月に続いての連戦となるわけですが。
土井 実はね、前の試合が終わってから1日しか休んでないんですよ。調子はいいわ体重は落ちるわで。やっぱり前回の試合で、会長に「若いヤツらにはまだまだ任せてらんない。オレたちが引っ張っていきます」って言った手前もありますからね。で、自分らが頑張ってるとジム全体が活気づくんで、そこもいいかなと。
――あのマイクには、会長も感動したっていってましたよ。
土井 最後、噛んじゃったんですけどね(笑)。調子が悪い時って、ああいう気持ちを忘れてたんですよね。「宍戸も出てきたし、もういいか」みたいな。でも「まだまだオレが」って思えるようになった時に、やっぱり練習にも身が入るし、調子もよくなるんですよね。
――で、絶好調で迎える今回の試合は韓国のキム・パン・スー選手が対戦相手となります。土井さんは韓国の選手は……?
土井 初めてじゃないっすかね。最近、韓国の選手ってレベルが上がってますよね。
――そうですね。タイ人のトレーナーがいるジムも多いらしいですし。
土井 あ~、じゃあ怖くないっすね。所詮ね、タイ人の真似でしょ。かぶれてる選手って一番やりやすいんですよ。逆にテコンドーだったり、自分たちの色を出してくる選手の方がやりにくいんですよ。日本人でもそうじゃないですか。ムエタイかぶれの選手って、本当のトップまではいけてないでしょ。結局、自己満足なんですよ。
――相手は『KOREA MAX』でサワー選手と判定までいってるんですけど、ビデオは見ました?
土井 ビデオは届いたんですけど、画像がめっちゃくちゃ悪いんですよ。WOWOWのスクランブル状態で。しかも動きがすんごい速くて驚いたんですけど、それは倍速で再生してました(笑)。
――結局、なんの参考にもしてないと(笑)。
土井 アンディに善戦したっていっても、3Rなら我慢できますからねぇ、必死にやれば。オレだってアンディとやった時、倒されたのは4Rですから。
――そんなこと自慢してどうすんですか(笑)。
土井 その時点で僕が勝ってますよ(笑)。もうね、ここんとこずっとWBC見てたんで、韓国には絶対に負けらんないなと。
――それこそ、負けたら「人生で最大の屈辱」だと。
土井 今回はね、“キラーロー”ならぬ“イチロー”で倒しますから(笑)。
――新技開発ですか(笑)。
土井 WBCでは韓国に1勝2敗ですからね。負け越してる分は僕が取り返しますよ。「向こう30年、シュートボクシングには触れないな」ってくらいの勝ち方しますから。
――そして、その先には世界一があると。となるとやはり『S-cup』ですよね。今回の『S-cup』は日本代表争いが激しいですけど、土井さんもその流れに参戦してるとみていいわけですよね。
土井 まあ、そこはね。わざわざ言う必要はないんじゃないかなって思ってます。一戦一戦、結果を出していけば、自然とそうなるんじゃないかなと。
――口で言うよりも結果で見せると。
土井 あんまり先のことを言いすぎても足元すくわれますからね。そういうパターンが多いんですよ、僕は。昔、卓球やったり空手やったりしてる時もそうで、「今回は優勝できる」って言ってた時に限って一回戦で負けたりするんですよ。それでいっつもオヤジに怒られてたんで(笑)。今回は静かにね、結果を出しつつチャンスを待とうかなと。


