無双~MU-SO~其の参:三原日出男インタビュー

SB日本スーパーフェザー級4位三原日出男選手

7月28日(土)後楽園ホールにて開催されるシリーズ第3戦「無双~MU-SO~其の参」。
今大会をもって引退を表明した、SB日本スーパーフェザー級4位三原日出男選手からコメントが届きました。

――これまでシュートボクシング軽量級戦線で活躍してきた三原選手ですが、今回の試合で引退されるということで……。
「実は、プライベートな事情で故郷に戻ることになったんですよ。で、向こうでは今のようなレベルで練習を続けるだけの環境がないので、これを最後の試合にしよう、と。そういう事情なので、引退試合とか、そんな大げさなものとしては考えてなかったんですけどね。協会が舞台を作ってくれたのには感謝してます」

――最後の試合でチャンピオンの及川(知浩)選手と闘うことになって。
「普通じゃ闘えない相手ですからね。協会にも及川選手にも感謝してます。及川選手との試合じゃなかったら、モチベーションが下がってたかもしれないんで」

――というのは?
「“もう終わりなんだから……”って、中途半端な気持ちで試合をしてたかもしれない。体力的には、まだまだ落ちてないんで。“落ちてきたな”と思って引退するのなら、すんなり引退できたのかもしれないですけど」

――三原選手としても、心残りがあるというか。
「でも及川選手が相手だってことで、あらためて“頑張らなきゃ”って」

――三原選手は、今36歳ですよね。ここまで現役を続けてこられた秘訣ってどこにあったんですか?
「もともと、プロになるとも思ってなかったんですけどね。いざやってみると、思ったように自分がうまくならないんですよ。試合のビデオを見ると“ダサイな”って思って。それが悔しいんで続けてきたような感じです」

――及川選手とは、過去に3回闘ってるんですよね。結果は1勝2敗で。
「及川選手は、倒す時の速さが凄いんですよ。気づいたら倒されてるという感じ」

――“いつかタイトルマッチで”という思いもありました?
「ありましたねぇ。リングで国家を聞いてみたかった」

――今回、ノンタイトルとはいえチャンピオンの及川選手と対戦することで、練習の方も気合いが入ってるんじゃないですか。
「今回は、まず練習で負けないようにって思ってるんですけどね。しんどくなった時に、これまではごまかしてた部分もあったと思うんですよ。そこを妥協せずにやって、練習の勢いをそのまま試合に出せればな、と」

――及川選手が相手で、しかも最後の試合ということで、格別な思いで臨む試合になりそうですね。
「いや、“最後の試合だから”っていうのは、今は考えないようにしてます。せっかく及川選手とやらせてもらうんだから、内容で見せなきゃって気持ちの方が強いです」

――引退云々は別として、及川選手に全力で勝ちにいく、と。
「それが一番、面白いと思うんですよね。練習もうまくいってますし。走っててタイム計っても、なかなかいい感じで」

――じゃあ、これまででも最高のコンディションで。
「これまで怠けてただけかもしれないですけど(笑)」

――最後にどんな試合を見せたいですか?
「作戦を考えても固くなってしまうんで、とにかく思い切って、手数を出すことを心がけようと。全部出し切って終わりたいですね」