仙台は雪だそうです
やっぱサウナガウンだいや~また随分と空けちゃって。ま~留守こいちゃって。
思えば7月からGROUND ZEROを挟んで5ヶ月もご無沙汰してしまいました。
いや、嫌いじゃないんですよ、日記。
ただね、正直キツかった。夏から11月なんて日記とか書いてる場合じゃなかった。
セミの声響く夏の日に、ひゃっこいルービーをグビリとやって海に飛び込んでクラゲ野球とかしてる場合じゃなかった。秋の味覚に舌鼓を打ちながら酒をチビリとやってでる場合じゃなかった。まぁとにもかくにもね、今年2007年も残すところあと1大会ってことさ。
先週30日はヤングシーザー杯。やっぱいい選手いたわ。凄いのいた。いい。実にいいイベント。エース級が出てないから客入りは少なかったけど、格闘技の見方を知ってる人とか先を見据えてる人は必ずああいう大会来てくれるね。アマチュア大会とか。
メインの金井VS山口なんかは、短いながらもやっぱ1ランク上のエキスパートな闘いで会場を引き締めてくれちゃってね。KOしてコーナーによじ登ろうとしてトカゲみたいになってた金井も、10カウントのあいだ脳味噌スッカスカの牛みたいに四つん這いでプルプルしてたのに「7ぐらいで立ち上がったとこまでは覚えてます」って言ってた山口もアッパレ。
しかしトークショーの後のプレゼントコーナーの盛り上がりは凄かった。
その直前24日は、アンディ・サワーが主催した記念すべき第一回シュートボクシングオランダ大会。
前の日記に書いたように、アンディがユーリ・メスを横綱相撲で下した直後、選手やらマスコミやらジム関係者から「シュートボクシングとはどういうものなの?」「S-cupにはどうすれば出れるの?」「日本でしかやってないのか?」「あのコスチュームは許可が必要なのか!?」と質問攻めにあったのも記憶に新しいかの地において、紛う事なき100%シュートボクシングの大会が開催されたのでございます。当然、アンディをはじめとするSBチームは全員公式コスチュームで試合を行いました。
日本だと糞みたいな輩が揶揄してくることもあるスパッツですが、オランダとかブラジルとか海外ではむしろ高評価。陸上でもなんでもアスリートがロングスパッツ履くのなんて普通だし、WWEなんかのレスラーのコスチュームは大半そう。そもそも海外のファイターとか格闘技ファンはそういうオリジナリティーにこそ注目していて、それを取っ掛かりにして、やり続けてきた実績とか質を素直に評価する目を持ってる。だから、難しい反面じつにシンプルでやり甲斐があっていいのさね。
そうなるとその入り口ってものもスゲく大事になってくるわけで、BEAMSとかEVISUといった世界展開するアパレルさんが衣装協力をして下さってるってことは目ん玉が飛び散るほどに重要なんですなこれ。お陰様で、GROUND ZEROやらオランダ大会を終えて各国からの試合オファーや売り込みのアポイントがテンコ盛りでございます。和田さん(BEAMS/酔って、未来から到着したてのターミネーターみたいになった姿をいつも奥さんが写メで送ってくれるブっ太か男)、富さん(EVISU/いつの間にかニセ高田モンスター軍入りしてた、酔っても眼鏡の奥だけは絶対に笑ってない小木モドキ)、トシちゃん(Mob Styles/酔い過ぎると自宅マンション下の入り口付近で浮浪児のように寝てしまう荒らびる酔いたんぼー)いつも本当に有難うございます。
このオランダ大会、アンディ(サワー/オランダ)はオロゴン(アンディ/ナイジェリア)戦から1ヶ月ちょいだってのに強豪ホルツケンと闘ったし、宍戸も菊地もAクラスの実力者とやりました。まぁ~とは言っても、別に無意味に連戦してるってわけじゃなし。勝ってる時や良い波に乗りかけてる時に兎にも角にも試合をこなすってのは凄く大事なことなんですねこれ。箱入り娘じゃないんだから、常に大きなチャンスだけ~なんて浅はかな考えでそういう局面をクリアしてない人間に名選手なんていないからね。
今回はシーザー会長もオランダ入りしたので、みんないい緊張感を持って試合に挑みました。しかしやっぱ凄いね、オランダ。熱い。いや気温は3度とかで寒いんですよ。寒いけど、お客さんの熱というか雰囲気は激アツですわ。さすがペリーの国。黒船万歳。試合のアクション一つ一つに対する反応がビリビリに激しい。良けりゃ大歓声、悪けりゃ大ブーイングだもんさ。オランダ人強くなるわ。
アンディは無事に勝ったんですが、さすがというかやっぱ強い。初の主催興行で、ましてや地元ってことで多分今まで見た中で一番緊張してた。相当なプレッシャーだったみたい。相手も強いしね。しかも数日前にいきなり契約体重を2㎏も重くさせられたりゴチャゴチャとルールをイジられたりで、かなり不利な状況にさせられてたんです。だけど、それ跳ね除けてビシャ叩きにして勝利をもぎ取ったからね。でも、試合後にホルツケンの応援団からブーイング浴びたり納得の試合を魅せれなかったことに悔し涙を流してました。
今年の集大成となるデカイ仕事を終えてホッとした安堵感もあったんですね。今年は連戦に次ぐ連戦で、そ~と~疲れが溜まってるので少し休暇を取って来年に備えて欲しいと思います。
一方、宍戸(大樹/最近とカレーとカレイを分けて言えるようになった伝説巨人)は本当にアンラッキー。いや、調子は良かったんですよ。相手の攻撃も良く見えていて、そろそろ宍戸ワールドの始まりかなと思った瞬間、なにやら体を傾斜させて自分の肩とレフリーを交互に見ながら欽ちゃん走りみたいなことを始めたんですわ彼。なんだなんだ?と思ってよく見たら右肩の上から骨がクッキリと飛び出てるし。イデオンみたいに。“ありゃ”って慌ててポールさん(メジロジムの軍曹/知性溢れる頼れるスキンヘッド)と共にエプロンに飛び乗ってレフリーに「ストップストップ」って叫んだんですが、対戦相手が、突然弱った宍戸に泣いた子のようになって殴りかかってる真っ最中でじぇんじぇん聞こえてない様子。
パンチを被弾しながら片手が上がらない宍戸の異常にようやく気付いたレフリーが割って入って、ドクターによってTKO負けを宣言されてしまったのでした。「待って待って!やるやる」と試合再開をアピールする宍戸を白髪のお爺ちゃんドクターがオデコにチュッ!としながら優しくなだめると、思わず泣き崩れる宍戸。外したこともない肩が、なんであのタイミングで外れちゃうんだろ。宍戸の実力を認めるアンドレイさん(マナート/酒の席の罰ゲームで加減無しに肩パン入れるのをやめて欲しいメジロの名伯楽)も、「なんで宍戸はアウェイでの試合になると必ず問題に見舞われるんだ!」と、首を捻り倒してた。
そんななか、菊地(浩一/飛行機で爆睡してオレにもたれ掛かりながらメチャクチャこっち向いてて気持ちが悪かった天然素材)は、ハードパンチャーでならす強豪を相手に大激戦を展開。はじめ、会場には“あの日本人は一体何ラウンド持つんだ?”的な空気が流れておりましたが、初回から効果的にローキックを打ち込んで対戦相手を嫌がらせて、左ストレートを何発もヒット。あと一歩のところまで追い詰めたものの、初回のフラッシュ気味のダウンが響いて判定負け。しかし多くの観客が菊地に惜しみない拍手とエールを送っておりました。そういや、リングにまでよじ登ってきた酔っ払いのオッサンが「好きだ!オレお前が好きだ!」とか言いながら菊地に写真をねだってたな。ちなみに、海外ではよく勝敗に関係なく闘った両者にトロフィーをプレゼントしたりするんですが、レフリーが相手の手を高々と上げてるにもかかわらず菊地が「ボク勝ったんですか。ボク勝ったんですか。」と、リングからこっち向いてうわ言の様に聞いてくるんで無視しました。
オレ自身は今回で3回目となるオランダなわけですが、レンガ作りの家が立ち並ぶ町並や人情深い人柄は物凄く好きな反面、なかなかビビッとくる食いもんが無いのが玉にキズ。
基本、パン的なものが主食なわけですよ。ヨーロッパだし。ちなみにオレは、あんまりパンを食べません。ジャパンだし。しかしハムさえあれば可。ハムって素晴らしい。ハムって格好いい。ハムっていじらしい。ハムさえあればご飯が何杯でも食べれます。
オランダに行くと、とにかく気を使ってくれるアンディ達ですが「なんか食べないか?」、「なんか飲む?」、「なんでダイジョーブばっかり言うの」と、半ばキレ気味に飲食を勧めてきてくれます。しかしやはりパン的なものが多いんです。それとメタクソに甘いお菓子。5月に行った時なんか、ビール飲みすぎて二日酔いのオレにパンばっかり勧めてくるから「いや、胸ヤケするからいらない」って言おうとしら、“胸ヤケ”って何て言うんだか単語が出て来ないのね。で、どうにか伝えようとして胸んとこ指差して「バーン、バーニング。えーなんだ、ヴぁぁああってここんとこ。・・・You understand?」って説明したら怪訝そうな顔して「NO!!」って言うんです。キッパリと。もうスッパリと。だから負けずに「Throat(スロート)?がバーン。スロート・ヴァーン。ヴォ?ヴゥ~ン・・・You undes・・」って、その“分かりますか?”の部分を言おうとして口を開いたか開かないのうちに「NO!!」ってもうね、聞く耳持たずですわ。聞かザル山の如しですわ。パン食えって言ったら舌を巻きながら不思議な破裂音を繰り返すオレに、笑いを堪えながら「OK、お腹は空いてないのね」とか言って話切り上げちまいやんの。胸焼けだっつの。
そしたらその日の夕方「今日はモリヤの為にスペシャルディナーを用意してる」とか言うんですね。友達集めて。で、ドイツに近かったりするし、ソーセージとかハムとか肉肉しいものとビール?みたいな絵を想像するわけですよこっちとしては。そんな想像しながら向かった先は、アンディの家から車で30分ほど走った場所にある静かな佇まいのとあるお店。看板には『TEPPAN YAKI』の文字。
「あれ?・・・・ここはテッパン・・ヤキ?日本の?」って聞くと、「イエスイエス!ここはデンボスの日本料理店の中でも結構日本っぽい、っていうか日本のオリジナルとは全然違うけどミートもフィッシュも色々あるし、っていうか本当の味は日本にはかなわないけど、多分そこそこかな。まぁ日本じゃないからその辺は分かるでしょーよ。あれ、でもモリヤは日本から来たのにオランダで日本料理ってことないんじゃないか!?」って遅い。そして惜しい。もう少し早くそこに気が付いて欲しかった。郷に入れば郷に従うっての。その土地に行ったらそこのもんを食わずにどーすんのっ。
とはいえどんなもんか興味もあるので小躍りしながら店内へ。お香の香りがする玄関を入ると、店内に獅子脅しがあったり鯉が泳ぐ小さな池があったりでミニ日本庭園的なディスプレイ。その池にはちっこい橋が架かってるんですが、その橋の装飾が微妙にラーメン丼のそれに近い感じなのが気にならないでもない。で、その橋の向こう側のカドっこには、巨大な頭をしたエビス様のような大黒様のような奇妙な物体がドデっと鎮座してらっしゃる。しかもデカイ。これどっかで・・・“あ!昔たけしが被ってた中国のお面だ!”ってことに気付いたところで誰に説明できるわけでもなく。一人ほくそ笑みながら奥へと進むと、途中途中には龍を模った木彫の置物やら鉄製のドラ(?)みたいな物が飾られてて、和服でなくチャイナ服姿で現れたウェイトレスさんにニコやかに会釈なんかして大部屋に到着したらもうそこは完全に中国ね。照明の傘とか。イスとか。
ま~でもよ?でもね、そこはオランダですわ。“TEPPANYAKI”って書いてあってコックが日本人だって言うんだからご愛嬌でいいじゃないかと。いささか慌て過ぎじゃないかと。いささか気にし過ぎじゃないかと。いささかいささか言い過ぎじゃないかと。
席に着くと、洋画に出てくる東洋人の殺し屋みたいな顔したボーイが何やら布の束を持って現れて、そっからどれかを選べと言うんですね。手に取ると、それはどうやら日本の着物をイメージした、羽織とも浴衣ともつかない何だかピタピタしたサテン生地の衣装。しかも花柄。色はスカイブルー地に真っ赤なハイビスカスが能天気な南国風と、ワインレッド地にパールホワイトのバラが下品な情熱大陸風の2色からお選び頂けるようになっておりま~す的な。
ボーイの顔を見ると、そのほっっそい五木みたいな目でこっちに「着ろ」のサインを送ってきてるんです。それとアゴの角度で。ヘルメット五回ぶつけるよりも分かりやすいサイン。
で、そんなの知ってたくせに、着るしかないの分かってるくせに「え~?マジで~?」とか少しはにかみながら袖を通したりするオレ達。ふとアンディを見たら、なんだか正月に健康サウナのガウン着せられたガイジン芸人にしか見えない。いくら地元とはいってもこんな姿でホッペを赤らめてる場合じゃない。っつーかこんな絶対王者は嫌だ。
しかし、ここではいつもそうしてるらしく“まぁええじゃないかええじゃないか”と脱ぐこともせずに着席したところに噂の日本人コックさん登場。
牛-YAKINIKU・とり-YAKITORI・ぶた-BUTANIKU・さけ-FISH
SOUP-みそしろ・卵スプ・中華スプ
ところどころおかしなことになっているメニューを睨みつけていると、人の良さそうな顔をしたそのコックさんが「アナダハ、ニッポンチンネスカ。アハハハ」って完全に中国人じゃねーか!?薄々感づいてはいたけどもう“チャイナクック”とかでいいんじゃねーか店名。
そんなのどこ吹く風でボーイさんと広東語で話しながら調理を始めるコックオヤジ。鉄ベラをカンカンカンカン鳴らしながら赤身肉を切って引っくり返して、今度はそれ以上腕ノビねってぐらい高いとこから塩コショーをファタタタタ~と振ってワインぶち撒いてヴォワッ!って火柱立てて、手際の良さに思わず喉が鳴ったところに大量の中華ソースをバシャーって。野菜モサッとブン投げて肉細切れにしてジュワ~って。
中華肉野菜炒めの出来上がりですわ。
・・・今までの焼き加減とか塩コショーとか一切無視ね。素材の風味なんかそっちのけでソースをバシャーってすんです、毎回。
それを牛、鳥、魚と繰り返してやってくるんでもうね、速攻で飽きてくんですわ。途中で違った味を求めてエビなんか頼んでも、またカンカンカンカン焼き始めて塩コショーファタタタ~ってして殻をグリッとか剥いたらそこに中華ソースをバシャー。
だ・・・いや、だからなぜバシャーってするの。
腹も膨れてきた頃、鉄ヘラをカシュカシュしながら、おもむろにアンディの友人レオン(24歳/ピンクのポロシャツが凄く似合うお人好しのデブ)に口を開けとコックオヤジ。どうやら食材をカットしてヘラで飛ばして口に入れるとかそういうアクロバット的なことをやりたいらしいんですね。
半信半疑な我々をよそに、得意のヘラで次々と肉を細かくカットして準備を整えたオヤジ。その真剣な眼差しに促されてレオンが口を開くと、やおらヘラを持つ手に力を込めて「ア゛い゛!」という気合いもろともスッ飛ばされた肉片は真っ直ぐレオンの右目にクリーンヒット。「ォウ!」と呻いて目を押さえて立ち上がるレオンを見て唖然とするオレ達をよそに、オヤジは首を捻りながら次の肉弾の発射準備を整えてすぐ隣のショニー(24歳/自らキッチン家具店を経営しBMWを乗り回すヤリ手ながら残念なことに掛布的にハゲてる若手実業家。しかも可愛かった彼女がどんどんデブになっている)に口を空けと指図するんです。
まさに今、すぐ脇で目ん玉に肉弾を直撃されたのを目撃している人間に、黙って口を開けと強要するハゲオヤジ。その顔からは何故か笑みが消えてちょっと怖い感じになってるし。恐る恐る口を開くショニーの口めがけて、「ア゛ぃいい!」と気合一閃。鼻の脇にビタッ!!と張り付いた焼きたて肉に「ィヤウ!」と飛び上がるショニー。
すぐさま次の肉弾を用意してる姿を見て「ストップストップ!」と中止を求めるアンディに、とにかく座れと要求し「ネクスト!次は本番」と、なおも口を開けと要求してくるハゲガッパ。それでも頑なに拒否する我々に、「OK!OK!これを見ろ」ってヘラで空中に放り投げた肉をキャッチできずにボトボト落球しまくるあのエロガッパにもうね、何がしたいんだか全く理解不能ですわ。口あんぐりですわ。
でも残念そうな表情を浮かべてこっち見てるんです。もうバレてんのに。惜しいとかそんなんじゃなくて全く出来ないのバレてんのに。だから「もういいもういい」って全員で拍手して中華オヤジの鉄板ショーはそこで強制終了。沢山の中華炒めと最後のネギとモヤシの“みそしろ”で満腹になった我々は、変なガウンを脱いでTEPPAN YAKIの店を後にしたのでした。っつーかこれ5月行った時の話しじゃん。今回のことは東スポ携帯コラムにも書かなきゃいけないんでとっととまとめますわ。
<はい今日のラーメン>
つけ麺屋ひまわり@高田馬場http://megurohimonya.livedoor.biz/archives/50483735.html
初めて行った時は、卓上の玉ねぎとか魚粉の容器を見て「ん?もしや“や○べえ”とかアレの系列か?」と思ったのですが、これが完成度が全然違う。もぉじぇ~んじぇん。魚介がビシっと利いてて動物系のネットリ感と相まってバランスよくンマイ!麺がプリッとして歯応えもいいのに、ずんどこ入って行っちゃうんですわ。元うどん屋さんだそうで、麺にはこだわりがあるんですね。流行の海苔の上に魚粉とか乗せてたりすんですが、そんなもんいらないぐらい旨味が濃い。スープ割りも専用のダシ汁らしくウンマ~。オレは辛味が好き。

