11.30『ヤングシーザー杯』詳報

11月30日、後楽園ホールにて、都内では今年最後のシュートボクシング興行となる『SHOOT BOXINGファン感謝イベント ヤングシーザー杯』が開催された。試合に加え緒形健一、宍戸大樹、矢吹春奈(SBオフィシャルサポーター)のトークショーやレアグッズ・プレゼント抽選会なども行なわれたこのイベント。マッチメイクではフレッシュマン、スターティングクラスという若手の試合が数多くラインナップされた。
フレッシュマン、スターティングクラス出場者の中から最も優秀だった選手に贈られる“ヤングシーザー賞”は、第4試合に出場した梅野孝明が受賞。梅野はデビュー戦ながら試合開始直後から豪快なパンチ、キックを披露。右ミドルキックで三浦伸哉を沈め、1RKO勝利を収めている。
セミファイナルでは、空位となっているスーパーバンタム級の王座決定戦進出者の査定試合ともいえる、えなりのりゆきVS崎村暁東戦が実現。崎村は1Rからアグレッシブに前進してペースを掴んでいく。2Rにはえなりのミドルキックとヒザ蹴りでボディに集中攻撃を浴びる場面もあったが、3Rに入ると再び盛り返す。崎村は終盤、首投げで決定的なポイントを奪い、判定2-0で勝利。これで王座決定戦に大きく近づいたことになる。
そしてメインイベントは金井健治VS山口太雅の中量級対決。両者はフレッシュマン時代にも対戦しており、その時は金井が勝ったものの、延長戦までもつれる接戦だったため、今回もタフな闘いが予想された。だが、いざ試合が始まってみると、金井が圧倒。山口を一気にロープ際まで追い込み、左フック一発でダウンを奪ってみせる。この一撃で山口は立ち上がれず、1Rわずか59秒、金井のKO勝利となった。
今大会では、緒形健一が日本スーパーウェルター級のタイトルを「一度ゼロになって、残された時間を『S-cup』を最後の目標にして頑張りたい。このベルトが若い選手の目標になれば」と返上。金井の躍進もあり、来年はタイトル争いが大きな注目を浴びることになりそうだ。

■金井のコメント
「山口選手は、前やった時に凄い圧力を感じました。その時は延長までいってるので、今回は強気でいかなきゃ、と。その結果が見事に出ましたね。(フィニッシュのパンチは)手の甲まで伝わってくるくらいの感触がありました。今回はメインをものにして、来年の一発目から出られるようになりたいと思って闘いました。以前、山口選手と同門の菊地(浩一)選手にやられてるんで、リベンジを目標にしたい。それと緒形さんが返上したタイトルにも絡んでいければ」

■崎村のコメント
「勝ったといっても、差がないのは実感してます。シュートポイントで勝てたかな、と。タイトルの話はチラホラ聞いてます。自分としてもタイトル戦までもっていきたいですね、やってる以上は。(タイトル戦進出が予想される)ファントム(進也)選手には一度負けてるので、自分からやりたいとは言えないです。向こうがいいと言ってくれるなら、決着をつけたいですね」

〈RESULTS〉
第9試合/メインイベント スーパーウェルター級(70kg)
エキスパートクラスルール3分×5R(延長無制限ラウンド)
○金井健治(ライトニングジム)VS山口太雅(寝屋川ジム)×
※1R0分59秒、KO(左フック)

第8試合/スーパーバンタム級(56kg)
エキスパートクラス特別ルール3分×3R(延長無制限ラウンド)
×えなりのりゆき(シーザージム)VS崎村暁東(グラップリングシュートボクサーズ)○
※判定2-0(崎村は3Rに首投げでシュートポイント1獲得)

第7試合/フェザー級(58kg)
フレッシュマンクラスルール3分×3ラウンド(延長2ラウンド)
×植松辰弥(シーザージム)VS MASAHIRO(POWER-X)○
※判定3-0

第6試合/フェザー級(57kg)
スターティングクラスルール2分×3ラウンド(延長1ラウンド)
×中森保貴(シーザージム)VS川上大樹(グラップリングシュートボクサーズ)○
※判定3-0

第5試合/スーパーバンタム級(55kg)
スターティングクラスルール2分×3ラウンド(延長1ラウンド)
×畠山悟史(シーザージム)VS藤本昌大(龍生塾)○

第4試合/ライトヘビー級(81kg)
スターティングクラスルール2分×3ラウンド(延長1ラウンド)
○梅野孝明(寝屋川ジム)VS三浦伸哉(チームH/チームゼスト)×
※1R1分42秒、KO(右ミドルキック)

第3試合/スーパーフェザー級(60kg)
スターティングクラスルール2分×3ラウンド(延長1ラウンド)
○福地翔太(グラップリングシュートボクサーズ)VS池上孝二(及川道場)×
※判定3-0(池上は2R、3Rに左ローキックで1度ずつダウン)

第2試合/フェザー級(57kg)
スターティングクラスルール2分×3ラウンド(延長1ラウンド)
○大桑宏彰(シーザージム)VS尹戸雅教(立志会館)×
※判定2-0(大桑は3Rに首投げでシュートポイント1獲得)

第1試合/スーパーライト級(68kg)
スターティングクラスルール2分×3ラウンド(延長1ラウンド)
×塚本拓生(グラップリングシュートボクサーズ)VS柏倉信弥(寝屋川ジム)×
※判定3-0