2008年シリーズ 火魂 其の四 ~Road to S-cup~:第10試合
第10試合/SB日本ウェルター級タイトルマッチ(3分×5R・無制限延長R)
○宍戸大樹(シーザージム)vs山口太雅(寝屋川ジム)×
※判定3-0。山口は5Rにパンチ連打でダウン
ゴングとほぼ同時に山口が左ハイを出してスタート。山口は挑戦者らしく左右フックを振り、左ミドルを出して前に前にと出て行く。宍戸はロー、右ミドルで対処するが、山口は時折舌を出して挑発しながら左ミドルを連打しつつ、左右フックを繰り出す。さらに宍戸のローに右ストレートを合わせる。宍戸は前蹴り、右ミドルを出していくが、終了間際、山口の左フックに下がる場面も。2R、山口はさらに前に出て左ミドルに左右のロングフックを繰り出すが、宍戸はカウンターの前蹴りを顔面にヒットさせる。それでも山口はひるまず、左フックをヒット。宍戸は右ミドルに左ヒジを出していくが、山口はバックブローを出し、宍戸のハイをスウェーでかわす余裕を見せ、さらにロングフックをヒットさせる。だが宍戸の右ミドルが当たる回数が増し、徐々に山口の前進が止まり始める。宍戸は山口をコーナーに詰めてパンチを繰り出すが、山口もジャブ、フックで反撃。3R、まだ前進してくる山口に対し、宍戸は右ミドル、前蹴りをヒットさせていく。山口はコーナーを背負ってカウンターを狙う展開となってくる。山口のローがローブローになって若干の中断があった後、両者は足を止めてミドル、パンチの打ち合いに。山口が変わらず左フック、コンビネーションからの右フックを出すのに対し、宍戸はヒジも交えて前進。4R、勝負をかけていきなり前に出た山口は宍戸をコーナーに詰めるが、宍戸は前蹴りを何発も腹に突き刺し、山口の動きを止める。声を出して気合いを入れる山口だが、宍戸はさらにジャブからフックにつなぎ、前蹴りをぐさりと突き刺す。さらにヒザ蹴りを入れると、山口は口を開けてコーナーにもたれかかるようになる。勝機と見た宍戸は右ミドルをぶち込むとパンチを集中。山口はフラフラになり、右目頭あたりをカット。5R、山口はヒジ、ボディ、さらにバックブローで前に出るが、宍戸はそこに右ミドルを叩き込んで捕獲するとヒザ連打にヒジ連打。さらにアッパー、ヒザ、前蹴りと攻め込むと、レフェリーは山口のスタンディングダウンを取る。山口はそれでも最後の力を振り絞ってパンチを出していったが、宍戸もバックヒジなどもヒットさせて最後まで山口を攻め込む。観客の声援も最高潮に達したところで試合終了のゴング。宍戸が判定勝ちで熱戦を制し、王座防衛に成功するとともにS-cupに向けてまた一歩、駒を進めた。
■宍戸選手コメント
「相手は前に出てくると思ってたんですが、予想以上でした。パンチや蹴りも、今まで闘ってきた外国人に劣らないですね。ファーストコンタクトのミドルが強かったんで“しっかり仕上げてきてるな”と。山口選手が死に物狂いなのを感じましたが、僕はそれ以上に、9月、11月に向けて死に物狂いでやったつもりです。ああいうガムシャラにきてくれる選手と、この時期にやらせてもらえたのはよかった。山口選手と打ち合えたことに感謝したいです。会長は“『S-cup』で勝ち上がるためには、この気持ちが必要なんだ”と教えるために、この試合を組んでくれたんだと思います。(次に対戦する金井は)一緒に練習する仲ですけど、勝負に徹します。僕も金井さんとやりたかった。向こうがやりたいのなら、望むところです。前に出て打ち合って、投げも使うSBらしい試合がしたい。9月は今回以上に気持ちをこめて頑張ります。SB史上に残る、凄い試合をしたいです」
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