
2009年シリーズ第二戦『武志道―BUSHIDO―其の弐』 大会速報
4月3日、後楽園ホールにおいて、シュートボクシングの年間シリーズ第2戦『武志道―bushido―其の弐』が開催された。前回に続いて、今大会でもシュートボクサーと総合格闘家の試合が多数、マッチメイク。メインイベントでは宍戸大樹とルイス・アゼレードという『S-cup2008』出場選手同士が対戦した。
素早いステップワークからミドル、ロー、サイドキックを繰り出していく宍戸に対し、アゼレードは強烈なパンチで反撃。本戦3Rの判定はドローとなり、延長戦でハイキックをヒットさせた宍戸が僅差で勝利を収めた。しかしアゼレード側はこの判定に異議を唱え、宍戸も「勝ったとは思ってません」とコメント。遺恨を残しただけに、再戦を望む声が高まりそうだ。
他にもベルナール・アッカvs岩下雅大、崎村暁東vsマモル、石川剛司vs砂辺光久などのシュートボクサーvs総合ファイターの対戦は、アッカ以外はすべてシュートボクサーの勝利。前回とは逆に、シュートボクサーの底力が光った内容となった。
また、大野崇vs梅野孝明、歌川暁文vs鈴木博昭の“下剋上マッチ”は、それぞれ梅野、鈴木が勝利。SB新世代の勢いを大いにアピールする結果に。梅野は6月大会で金井健治の持つスーパーウェルター級タイトルに挑戦することが決定した。
今大会の休憩明けには、シュートボクシングと女子総合格闘技イベント『JEWELS』の提携が発表に。5月16日に開催される『JEWELS』新宿FACE大会で、石岡沙織がSBルールの試合に挑むことが決定している。
リング上では、『JEWELS』の尾園代表をはじめ石岡、藤井惠、HIROKOという主力選手が次々に挨拶。これに対し、ともにリングに上がったレーナは「シュートボクサーは私なので負けられない。SBを代表して頑張ります」と対抗意識を感じさせるコメント。MIKUの存在もあってSBレディースの盛り上がりが顕著な状況だけに。この提携で女子戦線もさらにヒートアップしていくことになりそうだ。
コメント
■宍戸大樹のコメント
「限りなく劣勢に近い勝ちだったと思います。アゼレード選手は構えをひんぱんにスイッチして、掴みどころがなかったです。攻撃を当てても手応えがなかったですね。これではメイン失格。向こうにペースを狂わされて、ふがいなさばかり感じました。セミまで全部判定だったので、その流れをひっくり返したかったんですが……欲が出てしまったんだと思います。今回は勝負以前の問題。メインの責任を果たせたとは思わないし、勝ったとも思ってません。アゼレード選手とはもう一回やって、白黒つけたいと思います。勝ったと言っても、ルールの中で優勢に見せてただけなので。闘いには勝ってないです」
■ルイス・アゼレードのコメント
「また日本で試合をすることができて嬉しかったよ。技も出し切ることができた。でも、判定には正直言って満足してない。3Rが終わった時点で自分が勝っていたと思う。シュートポイントにはならなかったけど投げたし、パンチも当たった。それに相手には(投げをヒザをついて防御する行為で)イエローカードも出てるじゃないか。(今後は?)常に挑戦していきたいので、最高の相手とやりたいね。それから最後に一言いいたい。こういう判定になってしまったのは仕方がないけど、お客さんにどっちが勝っていたと思うか、ぜひ聞きたいね」
■シーザー武志会長の大会総括
「全試合判定だったのは、選手に3Rで倒せる技術が足りなかったからかな。“判定で勝てばいいや”ではプロとして面白くない。倒すか倒されるかの試合をしないと。
今回、光ったぼは鈴木だね。まだ早いかもしれないけど、タイトルマッチをやらせてみたい。世代が変わらないと面白くないしね。スーパーバンタム級も面白くなってきたね。
宍戸は、僕としては負けだと思う。レフェリーはダウンじゃないと判断したけど、パンチで倒れた場面もあったしね。宍戸の次の試合は、アジア太平洋のタイトルを新設して、そのタイトルマッチにしようと思ってます。韓国や中国、オーストラリア、インドにもにいい選手がいっぱいいるから、引っ張り出したいね。
女子に関しては、夏くらいに面白いことをやろうと思ってます。女子だけの大会をやってみたいな、と」
試合結果
第11試合/エキスパートクラス特別ルール(3分×3R・無制限延長R)
○宍戸大樹(シーザージム)vsルイス・アゼレード(シュートボクセ・アカデミー)×
※延長1R判定3-0
第10試合/エキスパートクラス特別ルール(3分×3R・無制限延長R)
×大野崇(UNIT-K)vs梅野孝明(シーザージム)○
※判定3-0。大野は2Rに右ストレートでダウン。梅野は2Rに1度、3Rに2度、首投げでシュートポイント1獲得。
第9試合/エキスパートクラス特別ルール(3分×3R・無制限延長R)
○ベルナール・アッカ(フリー)vs岩下雅大(龍生塾)×
※判定2-0
第8試合/エキスパートクラス特別ルール(3分×3R・無制限延長R)
○崎村暁東(グラップリングシュートボクサーズ)vsマモル(シューティングジム横浜)×
※判定3-0
第7試合/エキスパートクラス特別ルール(3分×3R・無制限延長R)
×歌川暁文(UWFスネークピットジャパン)vs鈴木博昭(ストライキングジムAres)○
※判定3-0。鈴木は3Rに首投げでシュートポイント1を3度獲得。
第6試合/エキスパートクラス特別ルール(3分×3R・無制限延長R)
○石川剛司(シーザージム)vs砂辺光久(フリー)×
※判定3-0。石川は3Rにフロントチョークでキャッチポイント1獲得。
第5試合/エキスパートクラス特別ルール(3分×3R・無制限延長R)
○島田洸也(シーザー力道場)vs山城裕之(しんわTOTAL COMBAT/チームZST)×
※判定3-0
第4試合/エキスパートクラス特別ルール(3分×3R・無制限延長R)
○伏見和之(シーザー力道場)vs船橋寛史(マッハ道場)×
※判定3-0。船橋は1Rに左ヒザ蹴りでダウン、2Rにバッティングで減点1。
第3試合/スターティングクラスルール(2分×3R・延長1R)
○山崎貴文(マルプロジム)vs渡部翔太(チーム・ドラゴン)×
※判定3-0。山崎は1Rに首投げでシュートポイント1獲得。
第2試合/スターティングクラスルール(2分×3R・延長1R)
○大桑宏章(シーザージム)vs高嶋龍弘(シーザー力道場)×
※延長1R判定2-1
第1試合/スターティングクラスルール(2分×3R・延長1R)
×川地正倫(シーザー力道場)vsトオル(ストライキングジムAres)○
※延長1R判定3-0。川地は1Rに左ストレートでダウン。トオルは延長1Rにバックドロップでシュートポイント2獲得。



