The age of "S" Vol.1 at 後楽園ホール 2002.2.1

【シュートボクシングプロ公式戦エキスパートクラスルール/3分×5R】
第9試合

○ 土井広之(シーザージム) 1R2分39秒 TKO(3ノックダウン)

諸事情により来日不可能となったボブチャンチン軍団に変わり、ショーンマッコリ-率いるLAボクシングジムが急遽参戦。ボクシングをベースにレスリングのトレーニングも積んでいるというパレロ・ジェイソンが、土井の対戦相手として出場した。開始から前傾姿勢のパリロに対し、強烈なミドルキックを放つ土井。ラウンド中盤、パレロがパンチのラッシュをしかけるが、それを冷静にさばいた土井が強烈なミドルキックをレバーにねじ込み2度のダウンを奪う。なんとか立ち上がったパレロに、予告どおりの“キラーハイ”を決め3ノックダウンによるTKO勝利を収めた。土井が、正に横綱相撲といえる内容で大会のメインイベントを締めくくった。

■土井のコメント
「相手の事前情報がなかったけど試合で構えてみてどんなもんか分かった。そこからは自分の作戦通り。相手を絶対に倒せる武器(キラーロー)が僕にはあるんで」

(ここで、試合に敗れたパレロ・ジェイソンが、ショーン・マッコリーらLAボクシングジム軍団を引き連れて再戦を要求にインタビュースペースに乱入。)

「何戦でもやってやりますよ(笑)、あの気合を試合で見せてほしかったね。これからの目標はとにかく勝つこと。散打、ムエタイ、相手の土俵で負けないように。2008年に散打がオリンピックの公開種目になるんですが、今うち(SB)に中国側から4月に中国でやる日本vs散打の対抗戦のオファーが来てるんで頑張らないと。」

第8試合

○ 緒形健一(シーザージム) 4R2分37秒 KO

開始から、ジャーメインはアイブルを彷彿とさせる飛びヒザ蹴りを多用。必死にガードするものの、強烈かつ多彩なパターンのヒザ蹴りで、緒形はなかなか前に踏み込めない。2R、接近戦からガードの隙をついた強烈なヒザ蹴りを遂に顎先にヒットされ、緒形がダウン。しかしこの日の緒形は沈着冷静に状況を把握。あわやKO負けかという状態から立ち上がると、組み付いてダメージを回復し、逆にラウンド終盤に重いパンチをヒットさせ逆襲に出る。続くラウンドも、飛びヒザで前に出るジャーメインだが、そのタイミングを掴んだ緒形が、一気に飛び込みパンチのラッシュをかけると4R、左フックからのひざ蹴りでダウンを奪い返す。更にふらつくジャーメインにラッシュから渾身の右フックダブルをねじ込み、大逆転KO勝利を収め、会場のボルテージを最高潮に引き上げた。

■緒形のコメント 
「あんなに下から突き上げてくるひざは初めて」
「疲れました。予想はしていたけど思った以上に背が高かったんで。ひざは見えなかったです、あんなに下から突き上げてくるひざ蹴りは初めて。ひざはグローブの上からでも効きました。でもダウン奪われてから吹っ切れました。不用意に投げに行くとひざがくると分かっていたんで、なかなか投げの態勢にもって行けなかった。なんとかSBの看板は守ったかなという感じ。これからもSBの名を世界に広げていくために全力で勝負していきます。いやー、危なかったー」

第7試合

○ トリック・イドリッシ(チームハリケーン) 2R2分28秒 TKO

1R、前田がいつも通りの軽快なステップで、パンチから組み付いての外掛け、両足タックルなどでテイクダウンを奪い、SB芸術ともいえる動きで観客をうならせる。初参戦のタリックもスピードのあるハイキック、そこからのヒザ蹴りで応戦。2ラウンド、リーチをいかした攻撃から一気に組み付いて突き上げるタリックのヒザ蹴りで、前田が左まぶたをカットしドクターチェックが入る。続行するも、カットされた焦りからペースを乱した前田に、ヒザを中心とした執拗な攻撃をしかける。なんとか防戦するも、最後はコーナーに押し込まれ顎へのヒザ蹴りでKO負けを喫した。








第6試合

○ 宍戸大樹(シーザージム) 1R終了 TKO

LAボクシングジムからの第一の刺客ブレスは、アマレスのツーショルダータイツにレガース無しの出で立ちで登場。そのスタイルが示す通り、打撃に合わせての胴タックル等を繰り出し投げを狙う。しかし宍戸は、落ち着いてこれをさばき、がぶってのひざ、さらにフロントチョークで逆に攻める。ミドルキック、首投げなどでペースをつかんだ宍戸が、1R終了間際に更に左ハイからひざ蹴り、首投げとラッシュをかける。1R終了後に右ひざの不調を訴えたブレスにドクターチェックが入り、セコンドのタオル投入による宍戸のTKO勝ちとなった。

■宍戸のコメント 「消化不良。」

「僕としては消化不良でした。まあ、相手あってのことですからね。2、3Rいけば面白い試合を見せられたと思いますけど。向こうがレスリングスタイルだったんで僕も押し負けないように頑張りました。組んだ時の力は感じました。だから無理に投げようとは考えませんでした。下から崩して投げたかったですね。ボディーが弱いというのは読めていたんでそこを狙って。でもまあ(途中で終わってしまって)残念ですね……。

第5試合

○ シリル・ディアバデ(フランス) 4R2分18秒 TKO

今大会、注目の1戦。リングス・イギリスから“門番”リー・ハスデルが参戦し、“戦うエッフェル塔”フランスのシリル・ディアバデと対戦。昨年11月の後楽園大会で豪快なKO劇で日本デビュー戦を飾ったディアバテの真の実力に注目が集まった

1R開始早々、ハスデルがディアバテの蹴り足をキャッチしドラゴンスクリューでテイクダウンを奪い、会場を沸かせる。しかし、じりじりとプレッシャーをかけはじめたディアバデが、矢のような左ストレートと、組み付いてのヒザ蹴りで突き上げ、ハスデルの顔面を血に染める。

2ラウンド、ローキックで前に出るハスデルだが、強烈なパンチやヒザ蹴りで次第に顔を腫らしていく。中盤、ハスデルが下がったところに、左ストレートを合わせたディアバデがダウンを奪い、一気にラッシュをかけるも、時折笑みさえ浮かべて、打ち返して行くハスデルの勇姿に、会場が一気にヒートアップ。ディアバデが、更にパンチ、ヒザ蹴りで猛攻をかけ、最後は右アッパーでついにダウンを奪う。ハスデルは続行をアピールするも、レフェリーがTKOの裁定を出した。試合後、四方に礼をするハスデルにも大歓声が送られた。

■シリル・ディアバデのコメント 「シウバ、ミルコと戦いたい」

「ハスデルはとてもタフなファイターだった。今回はうまくウォーミングアップできなかったことが影響していると思う。今度試合をする時は万全なウォーミングアップでもっといい試合をお見せする。できればPRIDEやK-1に出場してみたい。戦いたい相手?シウバでもミルコでもいいよ」

■ハスデルのコメント 「リングス・スピリットを背負って戦った」

シリルはとても強かった。リーチの差を感じた。鼻はおそらく折れているだろう。でもリングス・スピリットを背負って戦った。希望を言えばリングス・ルールでリマッチしたい。このルールに対応するたのキックの練習は3週間くらいしかなかった。でも今日の試合ではやるだけのことはやった。キックルールは2年前に地元の方でK-1のイベントに出て以来。イキリスでの練習はマット・スケルトンとともにやっていた。僕が寝技を、彼が打撃をとお互い教え合いながらという具合にね。

第4試合

○ 阿部裕幸(AACC) 5R判定(3-0)

修斗現役ランカーの阿部がSBに初挑戦した。対戦相手はこれも初参戦となるリングス・イギリス所属のバッテン。阿部のセコンドには小路晃がつき、バッテンのセコンドには滑川がついた。1R、右のローキックでペースを握った阿部が、中盤に踏み込んでの右ストレートでダウンを奪う。更に投げのスペシャリストでもある阿部は、組んでからのスープレックスを積極的に狙い、腰を落としてなかなか投げさせないバッテンを一瞬ヒヤリとさせられるような危険な角度で投げるなど、随所にそれらしい動きを見せ会場を沸かせる。2R以降も、ローキックのカットをしないバッテンに対し、阿部はガードを固めながらローを的確に当てていく。ややスタミナを消耗したか4、5Rは手数が減り、タックル気味のクリンチが増えるが、5R終了間際には立ってのスリーパーを狙うなど、危なげなく試合を進めた阿部が、SB初参戦を判定で勝利した。

■阿部のコメント 「目指すは修斗のベルト!」

「全然でしたね。打撃の練習はしてたんで、そのコンビネーションとか出せたらよかったんですけど……。ガードがまだまだ甘いとか課題がいっぱいあることが自覚できました。投げは思ってた以上に難しいですね。(相手の)ワセリンもあるんで。打撃だけだと辛いです。寝技があると休めるんで。右ローはかなり走ってました。ここで得たものを修斗にいかしたい。目指すは修斗のベルト! 今年がラストチャンスだと思うんで。最近は昼間シーザージムやケビンさんのジムに行ったりして今1番充実しています」

第3試合

○ 及川知浩(龍生塾) 3R55秒 TKO

【シュートボクシングプロ公式戦フレッシュマンクラスルール/3分×3R】
第2試合

○ 中野 岳(大阪ジム) 3R判定(3-0)

第1試合

○ 井上 亮(寝屋川ジム) 1R1分26秒 TKO(3ノックダウン)

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