The age of "S" Vol.2 at 後楽園ホール 2002.3.31

【シュートボクシングプロ公式戦エキスパートクラスルール/3分×5R】
第8試合

○ 土井広之(シーザージム) 延長1R 判定 本戦(1-0) 延長(2-0)

■試合経過
1R、土井がローキック、アーテムが左ジャブでお互いに牽制。2R開始早々、組み合った状態から、上手く身体をズラしてアーテムの背後に回り込んだ土井が、バックドロップでシュートポイント2を奪う。しかしその直後、土井のパンチに合わせてアーテムが放った右ストレートで土井がダウンを喫する。3R、キラーローとロシアンストレートが交錯する中、土井が左ハイキックでグラつかせ、キャプチュードやアームロックを仕掛けてペースを掴みかけるも、アーテムはロープ際でそれを凌ぎ、逆に強いパンチをヒットさせて土井にローキックを蹴らせない。その展開のまま5Rが終了。判定は1-0の土井で決着が着かず、延長ラウンドへ突入。延長ラウンド開始から激しい乱打戦となるが、土井が、ダメージが蓄積したアーテムの右足に必殺のローキックを集中し、判定2-0で勝利を収めた。

土井 「今までで1番攻めづらい相手だった」
「(KOを)狙い過ぎました。コンディションは良かったんですけど相手が強かった。(ダウンは)パンチは見えてたんですけど(僕が)右フックを打つ体制に入ってた時だったんでカウンターで(ダウンしてしまった)。効いてはいませんよ。(僕は)大振りのフックとか普段の試合では打たないんですけどね。バックステップでかわす相手だったんでローが当てにくかった。僕の攻め方も悪かったんですけど最初に受けたパンチで、結構攻撃が軽いと分かったんで油断してしまった。リズム、左ジャブで主導権を握られたしまった。今までで1番攻めづらかった、もう1回やりたいですね。
「魔裟斗君?いつでもイーですよ」
「7月7日のS-Cupに合わせていかないと。(S-Cupは)とにかく優勝しないと。特別変わった練習する訳じゃなく、10年間築き上げてきたものを1回バラして組み直していかないと。自分のため、SBのため頑張ります。
-S-Cupは世間的にはK-1と比較されるが?
意識はないです。違う競技なんだから比べるものでもないですしね。K-1はK-1でSBはSBですから。2月のK-1ジャパンMAXを見てどう思ったか?」やっぱり魔裟斗君が強かったですよね。周りが弱かったのもありますけど。弱いというのはあれですけど魔裟斗君よりは全然弱かったですね。(魔裟斗君以外の選手の)気持ちの問題もあるんでしょうけど、差は有りましたよね。だから周りが弱いというよりも魔裟斗君が強かったっていう感じですかね、きっちりこなしたっていうか。(K-1のインパクトに負けない気持ちはある?)ありますよ。無かったらやんないし。無かったら別に趣味で(試合を)やってればいいわけだし。プロである以上はメディアというかマスコミにもデカク出たいし。(魔裟斗と試合を組まれたら?)僕は、いつ「やれ」って言われてもやれますよ。うちの(シーザー武志)会長が向こうと話してそうなったらやる準備はいつでもあります。SBでもキックでも」

第7試合

○ 緒形 健一(シーザージム) 3R2分54秒 TKO (3ノックダウン)

■試合経過
190cm近い長身もさる事ながら、ブルースリーばりに黄色に黒のラインが入ったトラックスーツで入場して来るバレントの姿に会場がざわめく。ゴングが鳴ると、サイドに構えた状態から、全盛期のマンソンを彷彿とさせる高速回転系の技を繰り出すバレントの、格好ばかりではない実力に会場は更にヒートアップ。序盤、緒形はカウンターを警戒し攻め込めあぐねるが、徐々に攻撃パターンを読み、思いきり踏み込んでローキックを放つ。バレントはイヤな顔を見せるが、今度はそれに合わせてバックブローや足への高速バックスピンキックで逆襲し、緒形にダメージを与える。2R、中間距離を嫌う緒形は、一気に距離を詰め、組み付いてのヒザ蹴りでの攻撃に作戦を切換える。首相撲の対処が出来ないバレントのボディーにヒザを突き刺しダウンを奪うと、3R、完全に弱点を見抜いた緒形が、続けざまに首相撲からのヒザ蹴りで3度のダウンを奪いTKO勝利を収めた。

-今回の試合も苦しい試合でしたが、試合を振り返っていかがですか?
やりずらかったですね。距離もすごい遠いし、どう攻めていいか、足に行くとバックブロー狙ってるって聞いていたので、それを警戒しすぎて1,2R見すぎたかなと思います。相手にローキックが効いてきたときに、相手のヒザの硬い所を蹴って、自分が足首を壊してしまったので、接近して消耗戦に出ようと。で、もぐり込んでヒザで行きました。
-今後の意気込みをお願いします。
7月にはS-CUPがありますからね。とにかく 一戦一戦、背水の陣でがんばります。

第6試合

○ アルフォンソ・アルカレス(ニックワンキック) 5R判定(3-0)

■試合経過
前回大会でまさかのKO負けを喫した前田の前に最強の敵が立ちはだかった。レスリング・インカレ代表の実績を持つキック世界王者で、UFCに出場した際には、あの宇野薫を破ったUFCライト級王者ジェンス・パルバーと引き分けている、アルティメットファイター・アルカレスである。1R早々、素早いタックルからアルカレスのバックに回り込み、ジャーマンを仕掛ける前田。アルカレスが、上手く体制をずらした為、惜しくもポイントにはならなかったが、これがアルカレスのアルティメット魂に火を付ける。ポイントにこそ繋がらないものの、パンチからの執拗なタックルで、幾度となく前田を抱え上げマットに叩きつけると、遂には掬い投げで前田の身体を一回転させ強引にシュートポイント1を奪う。その後前田は、タックルに合わせたヒザ蹴りやインロー、アッパーなどの細かい打撃をヒットさせ、投げ疲れでアルカレスのスタミナが消耗するのを待つが、そのスタミナとパワーは尽きることなく、逆にアルカレスが放つ強烈なパンチをカウンターで浴び、4Rには豪快なパワースラムで再びシュートポイント1を奪われる。5Rになってもその勢いは止まらず、3-0の判定でアルカレスが勝利した。打撃が得意なアルカレスに、打撃による攻撃が少なかった理由を尋ねると、1R開始早々の攻防で右肩を脱臼していた事が判明した。“SBルネッサンス前田”の前に強大なライバルが出現した・・・・

第5試合

○ ローカス・スタンブラスカス(リトアニア) 5R判定(3-0)

■試合経過
初回からバックスピンキックでダウンを奪うなど、全ラウンドを通じてローカスが優位に試合を進めるが、ディアバデの代役ドーウィンのローキックにも手を焼き、その後追い詰める事が出来ず。試合は判定となり3-0でローカスの勝利もドーウィンの健闘が光った試合だった。

第4試合

○ 宍戸 大樹(シーザージム) 2R2分40秒 KO

■試合経過
前回の阿部兄に続き、日本人総合格闘家としてSBに初参戦した小谷。若干19歳ながら、リングスライト級無敗の実績を持ち、落ち着いた試合運びに定評のあるこの小谷を迎える宍戸の闘いぶりに注目が集まった。開始早々、小谷がパンチの連打で突っ込んでインファイトに持ち込む。宍戸もミドルで迎撃するが、小谷の勢いは止まらず宍戸が押し込まれる場面が目立つ。宍戸の首投げも、小谷の腰の強さに潰されてしまう。続く2R、1R同様小谷のパンチラッシュに宍戸が押し込まれるという展開の中、小谷の左ショートフックが顎先を捕らえ、宍戸がまさかのダウンを喫する。試合再開後、更に前に出る小谷の右ストレートを食らい、再びダウン。2度のダウンを喫し万事休すと思われたが、宍戸は打たれながらもヒザ蹴りを小谷のボディに突き刺し、カウンターで右ストレートをコツコツ当てて反撃。打合いの中、一瞬怯んで後ろに下がった小谷に起死回生の右ストレートをねじ込み、逆にダウンを奪い返す。ダウンカウントが数えられるも小谷は立ち上がれず、宍戸が立ち技専門の意地を見せての大逆転勝利を収めた。しかし、パンチのラッシュと投げを武器に、王者宍戸をここまで追い込んだ小谷の大健闘に会場全体から惜しみない拍手が送られた。

-2回のダウンからの逆転劇でしたが、試合を振り返っていかがですか?
勝った瞬間はすごい気持ちよかったですね(笑)でも、終わって冷静に考えて総合の出身の選手に打撃で2回もダウンを奪われてしまった事は反省しなくてはいけないと思います。倒した倒されたで、喜んでいてはこれから先、上にはいけないと思うので、浮かれてばかりはいられないと思いました。
-今後の意気込みをお願いします。
4月27日にMAキックでキックルールでの試合が決まってますので、それをキッチリとクリアして、7月のS-CUPでワンマッチに出れたらいいです。頑張ります。

第3試合

○ YU IKEDA(湘南ジム) 5R39秒 KO

■試合経過
IKEDAが長身を生かしてのパンチ、キック、さらにはネックロックまで見せ、渡邊を圧倒。最後は左ミドルキックでIKEDAが見事KO勝ちをものにした。

【シュートボクシングプロ公式戦フレッシュマンクラスルール/3分×3R】
第2試合

○ 高久 雅之(湘南ジム) 3R判定(2-0)

■試合経過
全ラウンドを通じて高久がサウスポースタイルからの左ストレート、左ミドルキックで優勢に試合を進める。雨宮も左ミドルをつかんでの足払いで倒すもポイントには至らず。2-0の判定で高久が勝利。

第1試合

○ 長島 光輝(湘南ジム) 1R2分35秒 TKO(ドクターストップ)

■試合経過
1R、長島が左右のストレートからのひざ蹴りダウンを奪うも、ロープ際での攻防の末、長島が首投げでを放つと、不完全な形で倒れた栃岡のヒジが完全に脱臼してしまい、レフェリーがTKOにて試合を止めた。

 

 

     
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