6.4後楽園 SHOOT BOXING ∞-S ~infinity-S~ Vol.3 大会結果

後藤に完勝した土井は、快心のハッスルポーズ!

★禁断の日本人王者対決、土井広之VS後藤龍治の一戦は期待に違わぬ激闘の末、土井に凱歌があがった。契約体重をめぐって試合前から荒れ模様となったこの試合だが、最終的には69.5kg契約、土井が8オンス、後藤が10オンスのグローブハンディ戦となった。
 1Rから軽快に左の蹴りを飛ばす土井に対し、後藤はパワフルなパンチからのローで攻め込んでいく。ラウンド中盤には後藤が一瞬の隙を突いた投げでシュートポイント1を奪取し、優位に立つ。
 だが、2Rに入ると土井が得意の左ローを中心とした攻撃でペースを掴みはじめ、3Rになると左ミドル、左ハイもヒット。さらに接近戦ではヒジ打ちも見舞っていく。後藤はフック、アッパーのコンビネーションを見せるのだが、土井はうまく前蹴りを使い、距離を支配。
 4Rには「相手が疲れているのが分かった」という土井がさらに猛攻。ジャブで機先を制し、左のヒジが何度となく後藤の顔面を捉える。そして最終5R。必死の反撃を見せる後藤に、土井も攻め手を緩めない。ミドル、ハイ、そしてヒジで攻め込み、後藤のパンチをもらいながら同じくパンチで反撃していく場面も。ラウンド終盤にはヒジでカットにも成功、最後はパンチの連打で畳み掛けるなど、完全な土井ペースのまま試合は終了。判定3-0で、土井が文句なしの勝利を収めた。

■土井広之のコメント
「やっぱり後藤は強かったです。勝ててよかった。相手は投げや立ち関節などSBの技術に秀でた選手なんですが、SBではヒジも認められてるんで、狙っていきました。欠点を補うより、長所を伸ばしていこうと。前回のS-cupで“優勝しなきゃいけない”という気持ちが裏目に出て、守りに入ってましたね。それからもパンチを防いでロー、みたいな無難な試合が多くて。今回、シーザー会長にも言われたんですが、初心、原点に戻って試合することができました。試合前はプレッシャーがあって眠れないし吐き気もしたくらいなんですけど、リング中央で向かい合った瞬間に吹っ切れましたね。向こうがグローブを合わせようとしてきたんで“ケンカ売ってきたのにそれは違うだろ”と。今後はベスト体重の67、8kgでやらせてもらえればと思います。これで体重が上の人とやらなくて済む(笑)。会長にも言われたんですけど、この試合があったおかげであと2、3年はもつかなと。今回がなかったら、気持ちが萎えてしまって今年で終わってたかもしれないですね」

★一方、メインイベントで行なわれたスーパーフェザー級タイトルマッチでは、前王者の及川知浩が判定勝ちで王座奪回に成功した。序盤は様子をうかがっていた両者だが、3Rに及川が首投げでシュートポイントを奪うと一気にヒートアップ。得意の右パンチで前進する王者・松浦知希に対し、及川はステップをうまく使ってかわしまくり、距離を取りながらジャブ、ミドルを当てていくというクレバーな戦法。バチバチの打ち合いになった前回の対戦から一変して、今回はテクニカルな闘いが功を奏して及川の判定勝ちとなった。

■及川知浩のコメント
「(王座奪回まで)凄く長かったですね。いっぺん(ベルトを)取ってしまうと、ないのが変な感じで。最後は前回の試合がフラッシュバックして、前に行けませんでした。今日はどんなドロドロの試合でもいいから勝ちたかったです。ただ、チャンピオンとしては全然ダメ。勝って泣きたかったんですけど、全然泣けなかった。またイチからやり直しですね。松浦選手とは何回でもやって、お互いレベルアップしていければいいと思います」

■松浦知希のコメント
「ボクの負けですね。うまくやられたって感じです。これが実力ということでしょう。また強い意志を持って、もう一回チャレンジします」

〈RESULTS〉
シュートボクシングプロ公式戦エキスパートクラスルール/3分×5R

第7試合・メインイベント/SB日本スーパーフェザー級タイトルマッチ
○及川知浩(同級1位/龍生塾)VS 松浦知希(同級王者/風吹ジム)×
5R判定3-0

第6試合・セミファイナル/特別試合グローブハンディマッチ 69.5kg契約
○土井広之(シーザージム)VS 後藤龍治(STEALTH)×
5R判定3-0 ※土井が8オンス、後藤が10オンスグローブ着用

第5試合/SBvsIKUSA&RISE連合軍対抗戦・SB日本ウェルター級
○菊地浩一(寝屋川ジム)VS 裕樹(REAL DEAL)×
5R判定3-0

シュートボクシングプロ公式戦フレッシュマンクラスルール/3分×3R

第4試合/SB日本Sウェルター級
○藪英平(龍生塾)VS NIIZUMAX!(クロスポイント吉祥寺)×
3R判定3-0

第3試合/SB日本フェザー級
○石川剛司(シーザージム)VS 卯月昇龍(チームドラゴン)×
3R1分50秒、反則(度重なるヒザをついての防御により)

第2試合/SB日本ライト級
○梶原龍児(チーム・ドラゴン)VS 田村聡太(大阪ジム)×
延長判定3-0

第1試合/SB日本ウェルター級
○太田義昭(シーザージム)VS 高橋忠一郎(スクランブル渋谷)×
3R判定2-0